フランス映画「月曜日に乾杯!」を観た。
しがない中年のおっさんが家族にも言わず、工場を無断で休んで、旅に出る話。ヴェネツィアの町並みが素晴らしい。 かみさんは夫から来る絵葉書は全部見る前に断固として破る。 その間、村の生活はいつもどおり、淡々と家族の生活も続く。 ある日ふらっと帰宅するおっさん。コーヒーを入れるかみさん。「 屋根に雨漏りがするから直してよ」「そうかい、雨漏りが・・・」 でまた元の日常生活にもどる。同居のばあさんが「長かったね」「 いや、あっという間だったよ」。 ちょっと日常性から逸脱してみたかったおっさんの気もちが涙が出 るほど分かる。しみじみとしたいい映画だったなぁ。
おまけ。屋根の上からのヴェネツィアの眺め。サン・マルコの塔や、
「これが聖なる息吹だ。この町にあふれている。この精霊がマルコ・ポーロに旅をさせ、 ティツィアーノにあの絵を描かせたんだ。 観光客では感じられないものだ。君へのプレゼントだよ」
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